このボードゲームやろうぜ!第1回「インカの黄金」

今、アナログゲームがアツい……!

正確に言うと、何年か前から既に激アツだったのだが、去年「枯山水」が各種メディアで取り上げられるなどした結果、ここ最近になってアナログゲームの社会的地位がさらに大きく向上している! ような気がする。

なので、この期を逃さず声を大にして言わせていただきたい。

 アナログゲームは面白いぞ! やれ!

ただ、いくら面白いゲームでもルールが複雑で難しかったりするのがアナログゲーム界の常なので、この連載では初心者でも比較的簡単に遊べて楽しいゲームを、プレイを交えてお気軽に紹介していこうと思う。よろしくね!

第1回:インカの黄金

というわけで記念すべき第1回で遊んだゲームは一体何なのか! なんなんだ!? それは……こちら!

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デデン! インカの黄金!

山札からカードをめくって遺跡を探索し、見つけたお宝を探険仲間と山分け! でもこの遺跡、ゾンビが居るとか崩落直前だとかそんな噂が……! 安全なうちに遺跡からお宝を運び出し、他の探検者よりたくさん稼いで大金持ちになろう!

では、早速ゲームをプレイしましょう!

今回、インカの遺跡を盗掘しようとする欲深き探検者は、4人!

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社長A!(左上) 社員B!(右上) 社員C!(左下) 俺D!(右下)

中央にあるカードが、山札。今から探索する遺跡を表しており、これをめくって出たカードが探検中に見つけたものです。

では早速遺跡探索を始めましょう。山札からカードをドロー!

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お宝を1コ発見! ……しょぼい。見つけたお宝は、みんなで山分けします。でも、1コじゃ山分けもできないよ……

C「ゴミ遺跡じゃん!」
D「ハズレだな」

気を取り直して、先に進みましょう。

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2枚目ドロー……お宝14コ発見! にわかに場が沸き立つ……! だが……4人で山分け……! 一人あたり……たった3コ……!

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続いて3枚目ドロー! おおっと、インカにまつわる歴史的価値が高い遺物を発見! なんと、これ1個でお宝5個分の価値があります!

D「これ高いよ!」
A「なにそれ凄いじゃん!」

しかしこれは……1コしかないので……山分けできません! しょうがないので……無慈悲にも遺跡の通路に放置です! ああもったいない。

という事で、そろそろ、探索を続けるか止めて帰るか、決断の時が来たようです。プレイヤーには2枚の決断カードが渡されています。

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左:探索を続ける 右:キャンプに帰る

全プレイヤーは、遺跡の探索を進める度に、決断カードを一枚裏向きに出して探索を続けるかキャンプに帰るかを選択し、全員でそれを同時に発表します。「キャンプに帰る」を選択したプレイヤーは、山分けできなくて遺跡の通路に放置しておいたお宝を、同時に帰る人と山分けして持ち帰ることが出来ます。

つまり! 今帰れば、なんとインカの遺物をゲットできるんです!

D「今帰ったら、かなりおいしいとおもうよ!」
A「あー、いいと思う。いいね、帰ろっか!」

そして決断!

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……誰も帰らず。

D「ですよねー(笑)」
C「当然っしょ」
B「まだ何も起きてないから余裕ですし」

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次のドローでは……お宝13コを発見!
A「この調子でガンガン行こう!」
D「いいね!」

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が、ここでBとDが帰還を選択……!

D「ゲェーッ!?」
B「うわー!? かぶった!」

まだ行くぜ! という雰囲気の中、しれっと帰って遺物を持ち帰ろうとした欲深きBとD。当然、通路においてある遺物は山分け出来ないので、2人で持ち帰れず……!

A「え(笑)」
C「何やってんの、まだ余裕っしょ(笑)」

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次のドロー。ここで初の障害カード登場! 火柱だ!

A「あれ?」
C「いやいやまだ平気」

障害カードには、火柱、毒蜘蛛、ゾンビなど様々な障害の絵が描かれている。そして同じ絵柄のものが2枚出てしまうと、その障害がプレイヤーに襲い掛かってくる! もしそうなってしまったら、手に入れたお宝を捨てて遺跡から脱出しなければいけないのだ……! まあ、まだ一枚目なので大丈夫……

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ここで2枚目の障害カード、落石!

A「ん?」
C「いやいやいやいやいやまだ平気、まだ平気」

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さらに障害カード、毒蜘蛛が登場!

C「ごめんもう無理(笑)」
A「え(笑)」

C、ここで帰還。新しいお宝は発見できなかったが、遺物を持ち帰る事に成功!

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結果、遺物と合わせて、Cはお宝11コ分の収入を得た。かなりおいしい。

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だが、次のドローでなんとお宝が7コ出現! A以外の探検家は全員帰ったため、Aがまるまるお宝7個をゲット!

A「おいしー! あ、これおいしー!」

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A、意気揚々と帰還し、お宝13コをゲット。結果、第1回戦はAの勝利!

A「これ面白いねwww」
D「くそー!」


と、まあ、こんな感じで第1回戦が終了しました。「インカの黄金」は5回プレイして手に入れたお宝の合計数が多いプレイヤーの総合優勝となるゲームなのですが、プレイ回数ごとに、遺物が増え障害カードが減っていくので、最終戦に近づけば近づくほどお宝ががっぽがっぽ出るようになります。それに合わせて、だんだん探検者の面の皮も厚くなり、一見不合理なプレイも見えるように……。

「インカの黄金」はどこで引くか、というシンプルな駆け引きが非常に熱いチキンレースタイプのボードゲームで、初心者にもルールが分かりやすいため、アナログゲーム初心者に非常におすすめです! 是非、プレイしてみてくださいね!

というわけで最後に、この日にプレイした「インカの黄金」最終戦の様子を、ダイジェストでお届けします。

「インカの黄金」最終戦:ダイジェスト

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序盤から障害カードが3枚出るが、最終戦という事もあり誰も帰らず。

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そこで遺物カードが出現。冷静に帰還を選択したBがこれを持ち帰る。A,C,Dは最後の探検者になってお宝を独り占めしたいのか、帰る気配を見せず。口ではそろって「そろそろ帰ったほういいって」と他の人の帰還を促す。

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そこから誰も帰らないまま13,7と出たところで「もう無理(笑)」とDがドロップアウト。

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次のドローで11が出るもA,C共に帰らず。もうここまで来ると意地なのか。絶対俺のほうが儲ける! という気迫が見て取れる。

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が……駄目……! ゾンビの2枚目が出現……ッ! 哀れAとCはゾンビに襲われ、手持ちのお宝を捨てて遺跡から脱出……!

結果、一番冷静に立ちまわったBの総合優勝と相成ったのでした。めでたしめでたし。

 

結論:引き際って大切だね!

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